まぶしくて見れねえぜ―――田島列島『子供はわかってあげない』

 

子供はわかってあげない(上)

子供はわかってあげない(上)

 

生き別れの父親を探し求める少女。彼女と書道部の少年との出会いにより、ひと夏の物語が幕を開ける。

 

いやはやこれが初単行本とは。お話もしっかりしてるし、小ネタの使い方もうまい。なによりメインから脇にまで誰もかれもキャラが愛らしいというのがすごいことである。

父親にかかわる問題の解決というテーマはあるのだが、メインはあくまでボーイミーツガールの青春モノ。そのためかラストは少しあっさりしてて拍子抜けに感じた。

憎まれ役のいない、毒気のない作品であったが、果たして次作はどんなものになるのか。追いかけていかなきゃならない作家が増えてしまった。

 

子供はわかってあげない(下)

子供はわかってあげない(下)