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大人の消えた世界で――萩尾望都『AWAY』

「漫画」

 

AWAY(1) (flowers コミックス)

AWAY(1) (flowers コミックス)

 

 2033年、記録的な大雪の朝、世界中の大人たちが姿を消した。少年少女たちは情報を求め奔走するが、杳として行方は知れない。彼らは自分たちだけで生きてゆくことを強いられることとなった。

 

ほとんど息をつかせずテンポよく進む。ぐいぐいと読ませるところはさすが。とくに世界観や主人公たちを襲う謎についての情報の出し方が抜群にうまい。

逆に1巻でここまでやってしまって、この先勢いを保っていけるのかが気になるくらい。

この世界では、2023年に東京で大きな震災が起きたようで、災害に対しての備えはだいぶしっかりしているようで、そこらのパニック系よりよっぽど子供たちは頼りになる。しかし子供といっても上は17歳までおり、体はもう大人、そこらへんが物語の面白さの核になってゆくのだろう。