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ぼやけてるのに強烈な味わい――三好銀『もう体脂肪率なんて知らない』

「漫画」

 

 運河沿いのアパートに暮らす男女。幽霊の出るラブホテルに、絵本を探す老人、美しい物しか捨てられない場所。奇妙な物語。

 

なんなんだろうこれは。何の説明もなく、人物たちの日常が描かれていく。まるで他人のホームビデオをのぞき見ているようだ。さらにお話には、SFにミステリーにオカルトが内包されて…ああわからない。

けれどこのわからなさが無性に面白い。こういうのが癖になるというのだろうか。

人を選ぶ作品ではあるが、肩の力を抜いてお話にひたるのがよい。