饒舌すぎないか――町田洋『惑星9の休日』

 

惑星9の休日

惑星9の休日

 

 砂漠の星、惑星9で暮らす人々を描いたSF短編集。時が凍りついた街にたたずむ女性を想う男性。彼に心を寄せる少女。ある日、惑星9に隕石が迫る。

 

反重力装置や惑星間移動など未来的なガジェットが登場。派手な話になるのかと思ったが、大きな事件なども起こらず、わりと日常モノとでもいうような、地味でしっとりとしたお話となっている。その点が魅力なんだろうが、少し戸惑いも覚えた。

お話の展開が読みやすいのもなあ。もうちょっと予想を裏切るようなものをみせてほしい。

静謐な雰囲気はいいと思うが、それならもっとセリフを削ったほうがよい。